10月17日 1A道徳「教室はまちがうところだ」

IMG_3118.jpg10月17日月曜日6時間目、1Aで教頭が道徳授業「教室はまちがうところだ」を行いました。

教室はまちがうところだ
              まきた・しんじ

教室はまちがうところだ
みんなどしどし 手をあげて
まちがった意見を 言おうじゃないか
まちがった答えを 言おうじゃないか

まちがうことを おそれちゃいけない
まちがったものを わらっちゃいけない
まちがった意見を まちがった答えを
ああじゃないか こうじゃないかと
みんなで出しあい 言いあうなかでだ
ほんとのものを 見つけていくのだ
そうしてみんなで 伸びていくのだ

いつも正しく まちがいのない
答えをしなくちゃ ならんと思って
そういうとこだと 思っているから
まちがうことが こわくてこわくて
手もあげないで 小さくなって
だまりこくって 時間がすぎる

しかたがないから 先生だけが
勝手にしゃべって 生徒はうわのそら
それじゃちっとも 伸びてはいけない

神様でさえ まちがう世の中
ましてこれから 人間になろうと
しているぼくらが まちがったって
なにがおかしい あたりまえじゃないか

うつむき うつむき
そうっとあげた手 はじめてあげた手
先生がさした

ドキリと胸が 大きく鳴って
どっきどっきと 体が燃えて
立ったとたんに 忘れてしまった
なんだかぼそぼそ しゃべったけれども
なにを言ったか ちんぷんかんぷん
私はコトリと すわってしまった

体がすうっと すずしくなって
ああ言やあよかった こう言やあよかった
あとでいいこと うかんでくるのに

それでいいのだ いくどもいくども
おんなじことを くりかえすうちに
それからだんだん ドキリがやんで
言いたいことが 言えてくるのだ                                    はじめからうまいこと 言えるはずないんだ                              はじめから答えが あたるはずないんだ

なんどもなんども 言ってるうちに
まちがううちに
言いたいことの 半分くらいは
どうやらこうやら 言えてくるのだ
そうしてたまには 答えもあたる

まちがいだらけの ぼくらの教室
おそれちゃいけない わらっちゃいけない
安心して 手をあげろ
安心して まちがえや

まちがったって わらったり
ばかにしたり おこったり
そんなものは おりゃあせん

まちがったって だれかがよ
なおしてくれるし 教えてくれる
困ったときには 先生が
ないチエしぼって 教えるで                                       そんな教室 つくろうやあ

おまえへんだと 言われたって
あんたちがうと 言われたって
そう思う だからしょうがない

だれかがかりにも わらったら
まちがうことが なぜわるい
まちがってること わかればよ                                     

人が言おうが 言うまいが
おらあ自分で あらためる
わからなけりゃあ そのかわり
だれが言おうと こづこうと
おらあ根性 まげねえだ

そんな教室 つくろうやあ

 

この詩を読み、自分たちの教室と比べました。自分とクラスをみつめ直し、ふりかえりました。そして、みんなで理想の自分・クラスづくりに向かう気持ちをつくることができました。

山内君の感想です。

「今日の授業であらためて1Aを見直すことができてよかった。そして、僕にはこのクラスで「一人一人に声を掛け合うクラス」にしたい。あと、僕は、今までよりもいっぱい発言し、周りに声をかけれる自分にしたいです。これから、一人一人がまわりに声をかけ、発言できる人を全員にし、「まちがう教室」にしたいです。」