エゴグラムで自分を知ろう! - 第2回学校保健委員会 - 11月27日

 11月27日(金)に、「エゴグラムで自分を知ろう! ~自分ってどんな人?~」をテーマに、第2回学校保健委員会を行いました。エゴグラムは、交流分析という心理学理論に基づいて作られた性格診断テストで、人の性格を5つの心の領域(CP【責任感があり、理想を追求する心】、NP【思いやりがあり、優しい心】、A【物事をよく考え、落ち着いた心】、FC【自由で元気な心】、AC【人をきづかい、周りに合わせる心】)に分けて分析します。今回の学校保健委員会を開くにあたっては、本校のスクールカウンセラーである乾哲郎先生に講師をお願いしました。

 はじめに、PTA保健厚生委員長である増山さんがあいさつをしました。増山さんは、「自分の性格を知ることは、勉強や運動など、今後の生活に生かせるのでとても有益だ。」と生徒達に語りかけました。

 次に、保健委員がスライドを使った寸劇を行い、「自分の中には5人の自分がいるみたいだ。自分はいったいどんな人なんだろう。どこに行けば本当の自分が見つかるのだろう。」と問題提起しました。

 ここから乾先生による講話が始まります。乾先生はスライドを使い、エゴグラムが分類する5つの心の領域を分かりやすく説明してくれました。生徒達は、事前に記載したエゴグラム・チェックリストを見ながら、うなずいたり、驚いたりしながらその説明を聴いていました。特に、生徒達は、乾先生がそれぞれの領域の点数の高い人の例としてドラえもんやコナン、クレヨンしんちゃんなどを取り上げて説明した時は、自分のエゴグラムの結果と比較して大いに盛り上がっていました。乾先生は、「自分の性格は好きですか。」と生徒達に問いかけ、「性格は一人一人違う。他の人にはないそれぞれの良さがある。そんな自分を好きになろう。そして、自分を大切にしよう。」と語りかけました。そして、乾先生は、「とはいえ、思春期は自分の欠点が気になる時期だ。性格は、変わりたいという気持ちがあれば変えることができる。今日、学習しているエゴグラムには、5つの心の領域ごとに、どういう行動をとればそれらの得点を上げ、性格を変えていけるのかという方策が書かれている。今後の参考にしてほしい。」と言って、講話をまとめられました。

 乾先生の講話の後、生徒達は自分のエゴグラムの結果をもとに、話し合い活動をしました。和気あいあいと自分のことを話す生徒達の姿から、「自分を知ろう」という今回のテーマに迫れたものと考えています。今後、生徒達がこの学習の成果を生かして自分の良さを見つめ、それを大切にする一方で、理想と考える自分に近づく努力をするよう期待したいと思います。

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 【 PTA保健厚生委員長あいさつ 】         【 保健委員による寸劇 】

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 【 乾先生による講話 】                 【 話し合い活動 】